【2025年版】意外と知られていない供花のお返しについて

2025年2月28日 葬儀後

葬儀の際に供花を贈った経験のある方も多くいらっしゃると思います。
多くは親戚や故人様と極めて近しい方々が、故人様への弔意や追悼の気持ち、またご遺族へ慰めの気持ちを表すために贈られるものです。
美しい生花はそこにあるだけで、悲しみを癒し、故人様の霊を慰めることができるものです。

そんな供花を喪主としていただいた場合、どうすればいいのかとお悩みになる方も意外と多くいらっしゃるようです。
香典といった、お返しについて広く周知されているものとは異なり、供花についてはお返しをすべきか、もしするのであればどのタイミングで行うのかあまり知られていません。
ここでは、そんな供花のお返しについて簡単にご紹介していきます。

1.供花のお返しはすべきなのか

供花のお返しは、必ずしもやらなければいけないという強制を伴うようなものではありません。
ただし供花をいただいた方には返礼品または礼状をお送りすることがマナーだとされています。
葬儀の後、高額な香典をいただいた方に別途返礼品送付の準備をするように、供花をお贈りくださった方へのお返しについても検討したいものです。

2.お返しのタイミングについて

供花のみいただいた方へのお返しのタイミングは、葬儀後1週間〜10日程とされています。
礼状には、いただいたお花に故人様も喜んでいた、等葬儀の際のエピソードも添えてお送りすることで、参列することができなかったお相手へ葬儀の様子を間接的にお伝えすることもできるかと思います。
葬儀にお越しいただき、香典と併せて供花をいただいた場合は、香典返しと同様に四十九日法要を終えた頃にお送りするものとされています。
その際も礼状にて感謝の気持ちを添えてお送りすることが好ましいです。

3.お返しの品はどういったものが相応しいのか

供花のお返しでよく選ばれているものは、香典返しと同様で、日用品や日持ちのする食品といった気兼ねなく受け取っていただけるものを選びましょう。
返礼品として人気のある商品を以下に掲示します。

3-1. お菓子

和菓子・洋菓子を問わず、日持ちのするお菓子は返礼品としてとても人気があります。
一つが大きなお菓子より、個包装となって分けやすいものが好まれる傾向にあるようです。

3-2. お茶・コーヒー等の飲料品

緑茶や紅茶、最近では個包装のコーヒーのドリップパック等はどなたからも喜ばれる返礼品です。
また高級感のあるジュースの詰め合わせも世代を問わず人気のある商品です。

3-3. タオル・洗剤などの日用品

無地のタオルや高級志向の洗剤といった日常生活で活躍の場の多い商品も人気が高いです。
クセのあるデザインや香りのものは人を選ぶ傾向がありますので、どなたにでも好まれるカラーや香りのものを選ぶと良いでしょう。

3-4. カタログギフト

香典返しとしてよく選ばれているカタログギフトも、供花の返礼品としてよく選ばれています。
お届け先の好みで商品を選ぶことができるので、苦手なものをお送りしてしまうこともありません。

また、香典返しと同様に、供花の金額の半額から1/3程度の金額の品物を選ぶケースが多いようです。

4.お返しをしない場合について

喪主の兄弟や義兄弟、特に近しい親戚の方々から供花を贈られたケースでは、お返しをしないという方も一定数いらっしゃいます。
その場合は、電話やメール、もしくは手紙で供花をいただいたことへの感謝の言葉を伝えましょう。

まとめ

供花のお返しは義務ではありませんが、何らかの形で感謝の気持ちをお伝えする方が良いでしょう。
地域によっても供花のお返しについて対応が異なる場合もありますので、不明点がありましたら葬儀を依頼した葬儀社へ相談されるもの良いと思います。

平安会館では葬儀にまつわる様々な事前相談をお受けしております。
ご不安やお困りのことがございましたら、どのようなことでもお気兼ねなくご相談ください。
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