【葬儀の流れ】湯灌・ご納棺〜お通夜
葬儀は亡くなられた方をご遺族や故人様と近しい方々がお見送りをする儀式です。
大切なご家族を亡くされた中多くの手続きを行う必要があるので、ご遺族のご負担は大きなものとなります。
ここではそのご負担を少しでも軽くすることができるよう、4回に分けて葬儀の流れについてのコラムを掲載します。
第二回目は、湯灌・ご納棺からお通夜について。
皆様のお役に立てれば幸いです。
第1回目:葬儀前の流れ・手続きについて
第3回目:葬儀(告別式)から火葬〜還骨について
前回ではご家族が逝去されてから、葬儀を行うまでの流れや手続きについてふれて参りました。
これからは、実際に故人様とお別れをするためのプロセスを順を追ってご紹介します。
1.湯灌の儀
納棺の前にご遺体をお湯で洗い清める儀式が湯灌です。
特に長く闘病されていた方ですと生前に十分に入浴ができないケースも多いため、湯灌を行うことでご遺体もさっぱりとされ心なしか故人様の表情も和らいで見えるものです。
湯灌の後は、故人様の生前お好きだった服装や故人様らしい服装にお着替えをし、メイクを施して旅立ちの準備を行います。
近親者であれば湯灌への立ち合いが出来るケースもありますので、希望される場合はぜひ葬儀社にご相談ください。
2.ご納棺
身支度をされた故人様を棺に収める儀式を行います。
以前は身内の方々で行うケースが多かったのですが、昨今では葬儀社のスタッフを中心に執り行うことが多くご家族・ご親戚の方々にはその補助をお願いすることが多いです。 この時に故人様の生前お好きだった食べ物や愛用品などを副葬品として一緒に棺に収めることも可能です。しかし副葬品として不向きなアイテムもあるので、事前に副葬品として相応しいものであるかを調べておいたり、直接葬儀社のスタッフへ相談してみると良いでしょう。
3.お通夜
ご納棺を終えると、故人様とご遺族・ご親族・ご友人といった故人様と親しい方々で最後の夜を過ごすためのお通夜を執り行います。
「通夜」と書く通り、元々は蝋燭や線香の火が絶えないよう夜通し故人様に付き添い過ごすものでしたが、その地域の風習であったりご遺族の高齢化等で夜通しの付き添いをされるケースも減少しているそうです。
通夜の進行については、事前に葬儀社のスタッフより説明がありますが、事前にお調べ頂いておくのも良いでしょう。
開式前に、ご遺族・ご親族は向かって左列の祭壇に一番近い席に座ります。一般の参列の方はその他の好きな席にお座り頂きます。
式の大まかな流れは、
・僧侶や宗教者の入場
・読経
・読経の最中に焼香
・喪主挨拶
となります。
4.通夜振る舞い
通夜式の終了後に参列者への感謝の気持ちを込めてお食事やお酒・お飲み物で通夜振る舞いを行います。
コロナ禍では行われていないことがほとんどでしたが、現在は通常の通夜振る舞いを行うご遺族も多くなってまいりました。
飲食を交えて故人様を偲ぶ場ですので、喪主・ご遺族は参列者の接待を行いながら故人様のお人柄や思い出話をたくさんされてください。
お食事の内容は、かつては精進料理が一般的だったのですが、現在は特にこだわりはなく葬儀社の紹介する仕出し屋さんに依頼することが多いようです。オードブル形式で食べやすいものが好まれるようです。
まとめ
いよいよ故人様とのお別れが近づいてくる際のお式の数々。悲しみの中にあっても慌ただしく、ご遺族にとっては忙しない時間ともなるでしょう。
故人様と共に過ごせる最後の時間となりますので、ご遺族の皆様にとっても後悔のないよう葬儀社も精一杯サポートいたします。
平安会館はご遺族が故人様と過ごす最後の時間を十分お取りいただけるようきめ細やかなサポートを行なっております。
事前相談も受け付けておりますので、ご不安なことやお困りのことがございましたらいつでもお気軽にご連絡ください。